2013年06月13日

日本原燃への再処理料金支払い

関電の資料を詳しくみていくとおもしろいことがわかります。

日本原燃が所有する六カ所再処理工場でのアクティブ試験開始(2006年3月)以降、再処理料金を毎年136億円ずつ支払っているようです。

実際には、2034億円を前払いしてしまっているので、毎年その前払い金が減っていくというからくりになっていますが、まだ関電の使用済燃料が再処理されていないにもかかわらず、2006年以来毎年支払っているということになっているのには大きな違和感を持たざるを得ません。

出所:総合資源エネルギー調査会総合部会第15回電気料金審査専門委員会、2013年1月18日、資料4−1、関西電力「設備投資関連費用」2013年1月18、p.32

電気料金の実質的審査をした専門委員会の議事録まではまだ読んでいませんが、原発問題に詳しい方がいて、きちんと問題を指摘したのでしょうか。時間があれば、チェックしたいと思います。
ラベル:関西電力
posted by 大島堅一 at 15:22| 電気料金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原発の安全対策の追加的費用

関電の値上げ申請資料をみていると、もう一つ、興味深い数値がでていました。原発の安全対策に関するものです。

一つは、福島事故後の追加的な投資に関する数値で、2011年度以降の5カ年で、合計2341億円とありました。

もう一つは、委託費の増加です。シビアアクシデント対策等で増額しているようです。これが246億円/年あります。これを、関電所有の原発の設備容量976.8万kWでわって、kWあたり単価を計算し、120万kWのモデルプラントに当てはめると1基あたり年間30億円増になります。ごく単純な試算なので間違いがあるかもしれませんが、これは原発のコストを0.5円/kWh位引き上げるものになります。(★下記の追記2を参照)

出所:総合資源エネルギー調査会総合部会第11回電気料金審査専門委員会、2012年11月29日、資料5−1、関西電力「電気料金の値上げ申請について」2012年11月、p.12, 15

追記
追加的安全対策ですが、別の詳しくなった資料で、中長期的な追加的安全対策費についての数値がでていました。これは2855億円とのことです。これを上と同じようにkWあたり単価にして、120万kWのモデルプラントにあてはめるて計算すると、コスト等検証委員会が2011年に計算したときよりも0.2円/kWhほどコストが上昇します。
なおここでの追加的安全対策費とは、新基準の骨子案がでる前のものなので、新基準ができたあとは、さらに追加対策費が必要になると思います。

出所:総合資源エネルギー調査会総合部会第15回電気料金審査専門委員会、2013年1月18日、資料4−1、関西電力「設備投資関連費用」2013年1月18日、p.3

追記2
委託費については、下記の資料により詳しい内容が出ていました。原子力安全対策(シビアアクシデント、バックフィット)としては、2013-2015年度の平均で130億円程度です。仮に今後も年間平均100億円ほど追加が必要と仮に考えると、0.2円/kWhほど原発のコストが上がることになります。(※上記の0.5円/kWh上昇ではありません。)

出所:総合資源エネルギー調査会総合部会第14回電気料金審査専門委員会、2012年12月26日、資料3-4、関西電力「その他経費・控除収益」p.10-12
ラベル:関西電力
posted by 大島堅一 at 14:15| 原発のコスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

関電のはぴeタイム、オール電化などについて

関西電力の電力値上げ申請の書類を読んでいると、意外なことがかかれていたので、備忘録として書いておきます。

はぴeタイムという季節別時間帯別電灯料金だが、はぴeプラン(全電化住宅割引)の新規加入停止として、平成27年4月1日以降(つまり2015年4月1日以降)は新規加入できないとある。ピーク電源が足りない可能性もあるのだから、廃止するならすぐにでも廃止してはどうかと思う。

はぴeタイムは、ご加入条件の一部を変更、「夜間蓄熱式機器等の保有」を廃止とある。これはエコキュートをもっていないと入れなかったのを緩和したもので、当然のことだ。

出所:総合資源エネルギー調査会総合部会第11回電気料金審査専門委員会、2012年1月28日、資料5−1、関西電力「電気料金の値上げ申請について」2012年11月、p.21


ラベル:関西電力
posted by 大島堅一 at 14:04| 電気料金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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